僕が今使っているのは、オールラウンドエボリューションです。 ここまで本当に紆余曲折があり、蟻地獄の始まりは、10数年前に手にした特殊素材のラケットでした。当時補助剤全盛だったこともあり、それまで地道にループ主戦でやってきた僕にはもともと使いこなすのは無理だったんです。今思えば・・・。 フォームをコンパクトに改良しようと努力もしましたが、長年染みついた大振りは矯正不可能。ラケットもいろいろと換えてみましたが(特殊素材ばかり あほう!)、おっいいかな?と思うのは最初だけで結局同じことの繰り返し。そのうちに全ての技術に全く自信がもてなくなり、試合はもちろんゲーム練習でさえも怖くなる始末です。この状態が何年も続き、もう競技としての卓球はやめようと何度目かに考えていた半年ほど前、何を想ったか「よし!オルエボにしよう」と突然思い立ったんです。本当に何も考えずに、もちろん何も期待せずに。 それまで使っていたラバーを両面に貼り換え、軽打してみる。ん? 次に軽く回転を掛けてみる。おー! 素直に打てる。自分に合っている!これが最初に感じたことでした。別にスピードが出るわけじゃないし、特別回転が掛かるわけでもない、他の技術についても取り立てて特徴があるわけでもない。じゃあ何が良かったのかというと、車のCMじゃないですが、「僕にとってちょうどいい」この一言につきます。 その後はオルエボを愛用しているわけですが、戦績はこれまでとそんなに変わっていません。ただ、怖さがなくなってきたので、自分より格下と思われる選手に対しては随分と楽にゲームができるようになってきました。 少し卓球が楽しめるようになってきた今日この頃です。 |